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足白癬・爪白癬(水虫・爪水虫)

足白癬・爪白癬
(水虫・爪水虫)

足白癬・爪白癬(水虫・爪水虫)とはABOUT

真菌(水虫菌)が皮膚や爪で増えてしまう病気です。
皮膚の場合、水疱ができたり、皮がめくれたり、じゅくじゅくしたり、逆に皮膚が硬くなったりします。かゆみを伴うことが多いですが、硬くなる場合などはほとんどかゆみがありません。
区別すべき疾患として、異汗性湿疹や胼胝べんち型湿疹、掌蹠膿疱症しょうせきのうほうなどが挙げられます。

爪の場合は、一部が白くなったり、白い筋状のものが爪に現れたり、爪全体が黄色く分厚くなったりします。自覚症状はありません。
区別すべき疾患として、尋常性乾癬じんじょうせいかんせん爪甲鉤弯症そうこうこうわん扁平苔癬へんぺいたいせんなどが挙げられます。

足白癬・爪白癬(水虫・爪水虫)イメージ

検査INSPECTION

足白癬、爪白癬共に、同じような症状の疾患が多く、確定診断をするためには必ず顕微鏡を用いた真菌検査が必要です。

顕微鏡を用いた真菌検査イメージ

治療TREATMENT

足白癬では抗真菌外用薬を塗布します。2週間前後で改善は見られますが、完治するためには角質の奥に潜んだ真菌が死滅する2ヶ月以上塗布し続けることが重要です。
爪白癬の治療は内服薬によるものと外用剤によるものがあります。

内服薬

内服期間 治療効果 血液検査 副作用
ホスラブコナゾール 3ヶ月 約60% 2回以上必要 肝機能障害など
テルビナフィン 6~12ヶ月 約60% 2回以上必要 肝機能障害など
  • 体調によっては内服できない場合があります。
  • 外用薬は1日1回患部に塗り続けます。2年ぐらい塗布し続けて、約20%ぐらいの確率で完治します。
  • 爪は生え替わることで治っていきますので、どの治療法であっても治癒まで最低半年から1年はかかります。